NPO法人 里地里山景観と農業の再生プロジェクト 設立趣旨書

私たちは地域の変貌を見つめ続けてきたなかで、地域のあり方、そして将来にわたっての地域のあり方を考えている者の集まりです。


21世紀に入り、地球環境や地域環境に関心が高まっています。緑が多くある地域、景観の素晴らしい地域、身近で楽しめる自然のある地域に、潤い、憩い、安らぎ、癒し、自然と関わる体験などを求める市民が増えています。

一方私たちの社会では、個々の疎外感や生命の軽視が深刻になっています。また農業の現場では、農業者の高齢化、販売先の減少、販売価格の低下など、取り巻く状況は厳しさを増しており、遊休農地や疎放耕作地が増えています。


このような社会の流れを受けて、私たちは「藤沢市遠藤」を中心とした地域に残されている緑の魅力をより引き立たせ、その緑の風景と密接に関連し、人の営みの基本産業である耕作(農業)を活性化させることで、豊かな地域社会を築いていきたいと考え、「遠藤の景観と農業を考える会」を発足させました。将来にわたって地域が魅力的なものであることを願って、「遠藤の100年後の景観を夢見て」という思いを活動の基本に据えています。

平成19年8月より活動を開始し、現在に至っています。これまで、さまざまな種類のサクラの苗木10本を各所に植栽しました。また残したい木や珍しい木、巨樹、サクラなどについて樹木調査を行い、21ヶ所41本の木を記録に残しました。


地域に代々受け継がれてきた貴重な自然財である景観と、それを構成する巨樹、樹林、緑地等を保全し、その魅力を高めるため、また地域農業を支援できる仕組みを構築し、農業の活性化を図るため、引き続き活動に取り組みたいと考えます。

この活動を拡充し、自らの生活圏である地域社会に、より貢献できようになるために、このたび「NPO法人 里地里山景観と農業の再生プロジェクト」を設立することと致しました。特定非営利活動法人として、市民や関係諸団体と連携しつつ、上記の活動に取り組み、すばらしい自然環境を持ち、活力ある地域社会の形成に寄与することを目指します。


平成23年1月18日

 

法人の名称  NPO法人 里地里山景観と農業の再生プロジェクト

設立代表者   冨田 改


NPO法人 里地里山景観と農業の再生プロジェクトの情報

法人名: NPO法人里地里山景観と農業の再生プロジェクト

代表者氏名: 冨田 改

所在地:〒 252-0816 藤沢市遠藤3627番地の9

電話番号: 0466-48-8711

定款に記載された目的

この法人は、市民や地域の農林業者に対して、地域の貴重な自然財である景観とそれを構成する巨樹・樹林・緑地等の保全活動を行うとともに、農地、林地の利用促進、地域の農林産物の販売促進に関する事業を行うことにより、景観の保全・創出、地域と農業の活性化を図り、潤いと活力のある地域社会の形成に寄与することを目的とする。

定款に記載された特定非営利活動の分野:環境の保全/経済活動の活性化

設立登記年月日:平成23年4月26日

認証年月日:平成23年4月25日

決算月:3月

会員数:会員43名、賛助会員(個人)10名、賛助会員(団体)10    【令和2年度末】

会員の募集

 藤沢えびね・やまゆり園の管理運営や農家との協働農園の企画運営などに関心のある方の、参加をお待ちしています。気軽にお問い合わせください。活動の見学にもご案内します。

連絡先:電話 0466-48-8711

     eメール endousatosato@gmail.com